2010 おもいで銀行 受賞者・作発表

2010年「おもいで銀行」おもいで大賞入賞作 平成22年度おもいで大賞 畑野峻(はたの たかし)様(大阪府)

 小浜といえばまず思い出すひとつの原風景がある。それは五十年ほど前の、小浜の真夏の夕暮れの浜辺である。当時、京都の学生だった私は所属していたオーケストラの夏の演奏旅行で北陸路をまわっていた。富山、金沢とまわったあと小浜にきて、どこかの小学校で演奏し、海辺の宿に泊まったようである。いかにも心もとない言い方だが、当時の私は今のように日記をつける習慣もなく、先輩のいうままに付いてゆくだけのぼんやり学生だった。 宿での夕食後、夕涼みに外にでてみたら、宿の裏手が浜になっていて、そこに静かな夕凪の海がひろがっていた。その浜が海水浴場だったか、小さな漁船を曳き上げておく浜だったか、その辺の記憶は定かではないが、故郷の下関の海を思い出してしんみりした気持ちになったことは確かである。 その後、大阪で就職し、趣味ではじめた釣りが今も続いていて、ことあるごとに小浜にでかけている。強行軍をさけて毎回泊りがけにしているので、宿での新鮮な海の幸も魅力である。しかも小浜という所は、海が荒れて釣りにならない時でも、国宝級のお寺が随所にあるし、温泉もある、水上勉の一滴文庫もあるという懐のふかさで退屈することがない。 これだけ小浜の魅力にひかれて何十年も通いつめているのは、現実の魅力もさることながら、心のどこかで薄れかけた原風景を今もさがし求めているのかもしれない。



特 別 賞    ペンネーム ひより 様(大阪府)

 陸哉が生まれて9ヶ月 初めての旅行! 車での旅行だから心配したけど大丈夫。洋平と2人で福井旅行はした事があるけど3人だと楽しさも大変さも全然ちがうから、すごく楽しい。誓いの鍵に3人で幸せにくらす事を誓ったし、焼きサバも食べたし、陸 初海にも入ったし、ブルーベリー味のソフトクリームも食べたし、陸にとって初めてをいっぱいまんきつ! こんな体験をした事覚えてるのかしら?写真やビデオいっぱい撮って3人で又みなおしたいです。



特 別 賞 ペンネーム ぱん 様(愛知県)

 ぼくは、お父さんの会社の人たちと電車にのって旅をしました。イノシシがおいしいとひょうばんの新佐旅館に泊まって、おなかいっぱいイノシシを食べました。ぼくの弟はイノシシのあぶらのプルプルがすごくうまいといって、たくさん食べていました。夏には、お母さんをつれて家族全員で来たいなあ。



特 別 賞 磯俣 友里 様(和歌山県)

 付き合って4年になる彼と福井旅行。美味しい海鮮料理が食べたいと、ガイドブックで「とろばこ亭」を見つけ出発した。5時間の車の旅も大好きな彼とならあっという間だった。そして、目の前で焼く美味しい海鮮料理と明るく楽しい仲居さんに私達は大満足し、二人の心に残る大切な場所となった。レインボーラインを走り、若狭の自然と三方五湖を一望し、山頂で誓いの鍵を架けた。あれから三年、今度は夫婦となりあの料理を求めて福井旅行に旅立った。車での時間は、あの時のドキドキとは違い、今回は頼れる安心感が私を包んだ。彼氏、彼女から夫婦となった今、これからはどんな事があっても二人笑顔でいられるよう、お互いを大切に思い合っていきたいと思う。今振り返ると山頂での誓いの鍵の御利益あったと感じました。 また、仲居さんにも再会する事ができ、三年経っても明るく元気に変わらずもてなして下さり、私達も嬉しく元気をいただけました。 秋には、新しい命が誕生するので今度は三人で海水浴など自然を楽しみに来たいと思います。



特 別 賞 山口 まり子 様(静岡県)

 小浜に行きたいと思いはじめて数年。女三人で横浜からやって来た。まず、観光案内所に行くと親切な案内とアドバイスありー。バスはないのでタクシーで明通寺、神宮寺 萬徳寺をめぐる。紅葉の頃、美しさ、歴史の深さびっくり、海のある奈良とはよく言ったものだ。午後は蘇洞門めぐりー雄大な自然の造形美にしばしうっとり!小春日和の一日のしめくくりは三丁町めぐりで満足。2日目は歴史と文化を今に伝える千石荘に行く。 かつて若狭は日本の“表玄関”だった。小浜城址、八百比丘尼入定洞、常高寺をまわる。 宿の花椿をはじめ、暖かいもてなしを受け、ことば使いのやさしさの中に、かつて京と深く関係をもっていたこの若狭の地が私の中で大きく育っていくのを感じた旅だった。 137ヶ寺あるとか、今後も訪れてみたい街になった。



特 別 賞 平岡 久美 様(奈良市)

 奈良の姉妹都市小浜へ、お水送りに参加したくてやってきました。友人に、すばらしい行事の様子を聞き、機会があれば ぜひと思っていました。来てみてびっくり、聞きしに増しての感動を味わうことができました。昼間に神宮寺を訪れ下見をした折、500年の年を重ねたスタジイの木に会い、お水送りの取水地を見学し、小松明を購入しました。それだけでも もう気分は上々。それがそれがです。お堂の中から聞こえる読経に心ゆさぶられながら、雨に耐え、雪に耐えて待つ事約10分、その後とても感動的な場面に会うことができました。カメラのフラッシュに照らされた雪が、まるで星が降る如く!宝石をちりばめたような、きれいな姿に変身したのです。ただ、ただ見とれてワーっと声を上げるのみの、おまけの風景でした。それよりの感動は、お水注ぎの場面をすべて見れたこと、これが奈良の二月堂へ・・・と通じる伝説を思い心が熱くなりました。雨、みぞれ、あられ、雪、風の小浜の旅でした。お宿もすばらしく、満足満足です。



特別賞 ペンネーム 双子の父(大分県)

 大分県から仕事で若狭の地を踏むことになりました。知らない土地、人に不安を感じていましたが、まず若狭の第一印象は、漁業盛んな自県佐伯市の町並みに似ているという親近感とゆっくり時間が流れているような落ち着いた雰囲気を感じました。 それから若狭に慣れるまで時間はかからず、仕事が休みの時は潮風を浴びながらの釣りえを楽しみ、美味しい魚を口にする等、大変充実した日々を過ごさせてもらいました。
 その中で若狭の土地をもっと知ろうと「蘇洞門めぐり」に行ってきました。約1時間、遊覧船の旅は見応えがあり、日本海の波で削られた洞門洞窟を見ると、自然の力強さ壮大さ、また深い歴史を感じることができました。1ヶ月間、ここ若狭で潮の香りと太陽の光を全身に浴び、今後の活力を充分蓄えることができました。次は家族を連れて戻ってきます。



特別賞 ペンネーム ばあちゃん(横浜市)

 とびっきり暑かった夏の思い出として、虹岳島温泉に泊まった。お夕飯の時、後ろのテーブルに坐ったグループの楽しい会話が聞こえてきた。
 どうやら、家族の誕生祝いをかねての温泉旅行らしい。「昔の実家の、あのろうかの辺りからおばけが出た夢を見た。」という話で、盛り上がっていた。その日の夜、宿で見た夢は、私も同じ。実家の夢の長い廊下に亡くなった兄がいて、ニコニコ笑って話していた。今朝、宿で頂いた兄の大好物の しじみのお味噌汁を、もう一度一緒に食べたかったとしみじみ思った。



特別賞 ペンネーム すずかひめ(滋賀県)
 
私とパパ,5才の娘、6ヶ月の息子と若狭へ来ました。4人揃っての1泊旅行は初めてです。若狭を選んだのは、この前、幼稚園で娘が先生に「大きくなったらママをカニ食べに連れていったるねん」と言ってくれたのがきっかけ。私がパパに「カニ食べたい」とずっと前にしゃべっていたのを聞いていたみたいです。
 早速“めのう”の絵付けを体験しました。娘は「ありがとう」と書きました。誰に“ありがとう”か聞くと「誰もかも涼のこと愛してくれるから」と言われました。いつも、ふとした一言にびっくりさせられますが、本当にみ~んな涼を愛しています。ホテルの部屋へ入ると、最近ハイハイを始めてた息子が、初めて自分でお座りをして、とんだ記念日となりました。これから、4人の思い出は、増えていくばかりです。若狭にもいっぱい来るでしょう。子供達との楽しい経験がいっぱいできるところがあるからです。そして、娘が大人になった時、この日のことを思い出しながらカニを食べに来るでしょう。パパ、娘、息子、今日はありがとう。そしていつも幸せをありがとう。



特別賞 ペンネーム なみのん(静岡県)

 オバマ オバマ オバマ オバマ! 初 福井進出!のあたしがびっくりしたのが雪景色。雪に縁のない静岡っ子のあたしにとって、あたり一面広がる雪がきれいで、きれいで感激しました!! 外は寒いけど福井の人はあったかい!はじめましてでも気さくに話しかけてくれる人ばかりでした。
 あと、なんといっても魚がうまい!!静岡焼津の魚もうまいですが、悔しいくらい魚がうまかった!!!! 今ではハタハタの大ファンです。でも、やっぱりあんなに美味しい魚は地元(小浜)でしか味わえないと思うので、またぜひ電車を乗り継いで、福井(小浜)に足を運びたい!と思っています!!待っててね! 小浜!待っててね!!お魚!! ハタハタ!!!